この記事では『全自動猫トイレ』について、詳しく知らない人向けに、どのようなメリットやデメリットがあるのか、分かりやすく解説しています。
本記事の信頼性
すでに全自動猫トイレを検討されている方は、下の記事もオススメなので読んでみてください。
- 全自動猫トイレの仕組みについて
- 全自動猫トイレを使うことによるメリット
- 全自動猫トイレを使うことによるデメリット
- おすすめの全自動猫トイレについて
それでは本題に入っていきます。
全自動猫トイレとは?仕組みについて
全自動猫トイレの存在は知っているけれど、何が自動なのか知らない方も多いので、簡単に説明をさせていただきます。
全自動猫トイレとは
『全自動猫トイレ』とは名前の通り、猫がトイレから出ると自動で排泄物を処理してくれるトイレのことです。
コンセントに電源を差して、すぐに使える物もあれば、初期設定が必要な商品もあります。
たまに勘違いされているのが、名前が『全自動猫トイレ』だから、掃除も必要ないと、誤った認識をされている人もいます。
使用している砂も、量が減れば足さなくてはいけないですし、汚くなれば取り替えもしなくてはいけません。
全自動猫トイレで出来ることは、猫の排泄物を自動で処理してくれるトイレが正解です。
全自動猫トイレの仕組みについて
現在では、数あるショップさんから様々な種類の自動猫トイレが販売されています。
ただ、どの自動猫トイレも仕組みは2タイプほどしかありません。
- ドームが回転し排泄物をコンテナに収納するタイプ
- クシで排泄物をすくい、コンテナに収納するタイプ
上記2種類のタイプが主流となって販売されています。
ドーム回転式
①猫がドーム内で用を足し、トイレから出る
②数分後にドームごと回転し、排泄物だけをコンテナに落とす
クシですくうタイプ
①猫が用を足し、トイレから出る
②数分後にクシだけが作動し、排泄物をコンテナに落とす
全自動猫トイレを使うメリットについて
自動猫トイレの仕組みが分かったところで、具体的なメリットについてお話しさせてください。
私の主観も入りますが、自動猫トイレを今まで使ってこられたご家族の感想や、レビュー記事を参考に、メリットをまとめてみました。
全自動猫トイレを使う1番のメリットとは
1番のメリットは猫にとって最適なトイレであることです。
猫はとても綺麗好きな生き物で、トイレもずっと綺麗な状態であって欲しいと思っています。
どこかの国かは忘れてしまいましたが、トイレを二つ横並びで置き、猫が排泄した後に同じ所でトイレをするのか実験を行いました。
結果、2回目のトイレ時には、自分の排泄物があるトイレは避け、まだトイレをしてない綺麗な方を選びました。
何度やっても同じ結果です。
多頭飼いされている方も、思い当たる節があるのではないでしょうか。
特に仕事など家を空けられている方は、トイレは複数個用意し、色々な箇所に配置していると思います。
一概にトイレで寝る猫もいるので、全ての猫が綺麗好きとは言い切れませんが、ほとんどの猫は、排泄物のあるトイレは避けるといえます。
話が逸れてしまいましたが、『全自動猫トイレ』の1番のメリットは、
常に綺麗な状態でトイレを保てるからこそ、猫にとって最適なトイレであり、1番のメリットだと言えます。
1番のメリットを初めに持ってきた思いがありまして。
よく『全自動猫トイレ』は人が楽をする為の製品だと批判される方がいます。
私は正直に、それの何がいけないのか理解もできませんが、分かっていただきたいのが、猫のために『開発されたトイレ』であるということです。
だから全自動猫トイレをご使用される方には、この1番のメリットを忘れないでいてほしいです。
どんどん話が逸れますので、次のメリットにいきます。
毎日行う排泄物の処理が必要なくなる
『全自動猫トイレ』を使用することで、スコップが必要なくなります。
我が家でも毎日ビニール袋を片手に、スコップで排泄物をすくっていました。
多頭飼いされている方で、トイレの設置個数が多ければ、5分以上はかかるのではないでしょうか。
我が家の4分で計算して、月の時間を算出すると『4分×30日=120分(2時間)』の時間がかかります。
『全自動猫トイレ』のコンテナに溜まる排泄物を捨てるのは、ゴミの日に袋ごとポイっと捨てれるので、新しい袋を設置する時間を含めても1分もかかりません。
実質、1時間半くらいの短縮になります。
私には2歳と1歳の子供がいるのですが、毎日ビニール袋を持ってトイレ掃除をすると、必ず邪魔してくるんですよね。
そのやり取りが無くなっただけでも、大変有り難かったです。
通常トイレの設置個数を減らせる
猫を飼う悩みの1つが、飼う頭数が増えれば、トイレの個数も比例して増えることではないでしょうか。
これは仕方のないことだと思います。
猫の綺麗好きの習性を考えると、違う猫がした排泄物が残っていた場合、嫌がって新しい綺麗なトイレがないと、粗相をする原因にもなるからです。
だから『全自動猫トイレ』を買われる方は、多頭飼いされている家庭が割合的に半数以上を締めています。
今は販売されていませんが、前まで『キャットロボット』という自動猫トイレがありました。
そのキャットロボットの口コミの中で、9匹の猫ちゃんを飼っていて、通常トイレを5つ違う箇所に置いていたそうです。
しかし、キャットロボットを使用することにより、台数が自動猫トイレ2つで代用することができ、驚くほど楽になったと書いてあり、
それからキャットロボットの口コミでは、「私も多頭飼いしてるけど1台で済むようになった!」などの声が増え始めました。
そのような背景から、自動猫トイレは「多頭飼いに向いているトイレ」と認知されるようになってきました。
私の場合は、前まで2箇所にトイレを設置していたのが、今は自動猫トイレ1台になったので、1匹でも大変メリットのある製品です。
帰宅時の嫌な匂いの軽減
通常のシステムトイレなどを使用している場合、帰宅時に排泄物があると嫌な匂いが部屋に籠もっている時があります。
『全自動猫トイレ』は猫がトイレから出て、設定した時間になると自動清掃が始まります。
排泄物は密閉されたコンテナに収納されるシステムなので、匂いは通常のトイレと比べると間違いなく軽減されます。
コンテナ内に大量の排泄物が溜まっている場合や、ドームの中に排泄物がくっついている時など、どうしても匂いは残ってしまいます。
定期的にメンテナスをすることで、蓄積された汚れが落ち、匂いを抑えることができます。
また、『全自動猫トイレ』と『空気清浄機』をセットで置くことで、さらなる効果が見込めるのでオススメです。
尿路結石など持病がある猫ちゃんをアプリで管理
販売されている機種によっては、WI-FIに繋げてアプリ管理ができます。
外にいる時でも、猫がトイレを使用すると通知が来たり、1日を通して何回猫がトイレを使用したかも管理ができます。
尿路結石など持病がある猫ちゃんは、トイレをちゃんとしてるか心配になります。
レビューを読んでいても、アプリ管理をしていたおかげで、猫がトイレをしていないことに気づき、すぐに動物病院へ連れて行くことが出来たと書いてありました。
普段在宅をされている方には必要のない機能かもしれませんが、お仕事など普段家を空けられる方にはとても便利な機能だと言えます。
アプリで何が出来るかは、購入前にしっかりと確認が必要です。
長時間、家を空ける必要がある時に
仕事などで、どうしても家を空けないといけない時や、短期旅行では自動猫トイレが役立ちます。
理由は先ほど1番のメリットでも書いた『自動で排泄物を処理してくれる』からです。
特に短期旅行で1日2日ほど家を空ける時は、トイレ掃除が出来ないと困る理由から、自動猫トイレを購入される方も多いです。
長期旅行でも自動猫トイレを検討される方がいますが、私はオススメしません。
コンテナの中に排泄物が大量に溜まりすぎると、自動清掃が機能しなくなるからです。また長期旅行は猫ちゃんのことを考えても、ペットシッターやペットホテル等に預けることが最も事故が防げます。
旅行に関しての意見は、飼っている人の価値観で意見は分かれると思います。
ペットホテルの泊まる場所(猫が入るケージ)を見せてもらいましたが、繁忙期だったこともあり、すごく狭い場所で高さもなく、とても預けようとは思えませんでした。
狭いホテルでストレスを抱えるよりも、いつもいる環境の自宅で過ごしてくれた方が良いのではないかと思い、自動猫トイレや自動給餌器、見守りカメラを設置することにしました。
余談ですが、ペットカメラを設置した理由は、万が一のことが起こった場合、自宅近くの信頼できる友人に助けてもらう為です。
キーボックスを外の目立たない所に隠し、事前に友人に連絡することがあるかもと伝えておきました。
キーボックスはこんなやつです。色々なシーンで使用できるので便利ですね。
もし自分が長期旅行をする時があるならば、繁忙期を考慮して2ヶ月〜3ヶ月前にペットホテル等、優先して予約をしようと思っています。
ペットホテルも良い所から埋まっていくので、猫のことを考えると早めの対応が必要ですね。
全自動猫トイレのデメリットについて
意外と知られていない全自動猫トイレのメンテナス
自動猫トイレではメンテナスが必要です。
各メーカーが推奨しているのは1ヶ月ごとになります。
このメンテナスですが、慣れない間は結構大変です。
ドーム内の砂を全て排出してから、カバーやドームを取り外して水洗いしたり、水洗い出来ない箇所については、乾拭きで汚れを落とす作業が必要になります。
メンテナス方法については購入ページや同封している説明書に詳しく載っていますので、ご確認ください。
頻繁にするメンテナスではないので、意外と『あれどうだった?』と忘れがちになります。
説明書は大切に保管しておくことと、1年以上使用していると慣れ始めます。
時間にすると20分ほどあれば終わるので、定期的なメンテナスは行うようにしてください。
場所の確保にはご注意を
自動猫トイレのデメリットの一つとして、思ってる以上に「デカイ!」ということです。
特にコンテナの大きさや、ドーム内の広さによって大きさが変わってきます。
推奨が1匹〜2匹の自動猫トイレは比較的コンパクトです。
3匹〜4匹が使用できる自動猫トイレは、やっぱり見た目は大きいです。
レビューでは「洗濯機が届いた!?」とも書いてあるほどです。
大事なことは以下になります。
- 予め自動猫トイレを置く場所の確保をすること。
- 商品ページにて大きさを把握すること。
- 置く場所の上に棚などがある場合は、高さが足りるかも確認する。
やはり、通常の猫トイレと比べると、自動猫トイレのほうが大きくなってしまうので、あまり場所をとりたくない人にはデメリットと言えます。
私が知っている自動猫トイレでは「PETKIT PURE MAX」が一番小さいです。
電気代について
自動猫トイレは電源が必要となりますので、もちろん電気代がかかります。
使用する製品や住んでいる地域によって値段が変わるので、明確な金額を示すことはできないのですが、我が家で確認した大きい自動猫トイレで、1ヶ月使用して100円ほどが平均目安となります。
100円〜200円でも電気代を抑えた人、また電気をできるだけ使用したくない人には向いていません。
私は自動猫トイレを使うことで、自分の時間が月で換算すると、1時間半ほど短縮されるので、電気代は全く気にしていません。
100円や200円ほどであれば、他にも色んな家電製品を使用していと思うので、さほど気にする必要はないかもしれません。
おすすめの全自動猫トイレ
私が知っている中で、オススメの『全自動猫トイレ』をご紹介します。
各商品ごとに簡単ではありますが、どのような所が良いのかも書いておきます。
CATLINK SCOOPER PRO
キャットロボットオープンエアーの後継機!今すごく人気がある『CATLINK SCOOPER PRO』です。
アプリ管理ができ、ドームの中も広く、排泄物を溜めるコンテナも大きいことから、多頭飼いの方に人気がある商品です。
サイズ(約) | 幅58×奥60×高71cm 【入り口までの高さ】41cm 【入り口のサイズ】幅26×高26cm |
---|---|
重量(約) | 11.7kg |
材質 | 【本体】ポリプロピレン |
メーカー推奨頭数 | 3匹まで |
アプリ管理 | ◎ |
砂の全排出モード | ◎ |
安全面 | ◎ 3つの安全機能が設置されている |
(2024/11/20 23:30:40時点 楽天市場調べ-詳細)
CATLINK SCOOPER YOUNG
『CATLINK SCOOPER PRO』のアプリ機能がついていない版になります。
アプリ機能やWi-FI設定がいらず、届いたらすぐに使用が可能です。
スマホ操作や機械に弱い人におすすめの自動猫トイレです。
サイズ(約) | 幅58×奥60×高71cm 【入り口までの高さ】41cm 【入り口のサイズ】幅26×高26cm |
---|---|
重量(約) | 11.7kg |
材質 | 【本体】ポリプロピレン |
メーカー推奨頭数 | 3匹まで |
アプリ管理 | ✖️ |
砂の全排出モード | ◎ |
安全面 | ◎ 3つの安全機能が設置されている |
(2024/11/20 23:30:40時点 楽天市場調べ-詳細)
PETKIT Pura X
『PETKIT Pura X』は見た目もお洒落でコンパクトな自動猫トイレです。
子育て世帯には嬉しいチャイルドロック機能もついて大変便利です。
アプリ管理もでき、砂の全排出モードもあるのでお手入れもしやすい自動猫トイレです。
サイズ(約) | 幅50.5×奥54×高64.5cm 【ドーム内寸】幅34×奥41×高34cm 【入り口】幅21.5×高18cm 【入り口までの高さ】31cm 【コードの長さ】1.5cm |
---|---|
重量(約) | 12.4kg |
材質 | 【本体】ABS |
メーカー推奨頭数 | 2匹まで |
アプリ管理 | ◎ |
砂の全排出モード | ◎ |
安全面 | ◎ 4つの安全機能が設置されている |
PETKIT Pura Max
PET KITシリーズの中で一番人気を誇る自動猫トイレです。
私の知る中で一番小さなトイレで、一口までの高さが低いことから人気があります。
足の短い猫ちゃんや、年寄りの猫ちゃんまでを配慮した自動猫トイレとなっています。
こちらの製品もチャイルドロック機能やアプリ管理ができます。
サイズ(約) | 幅61×奥54.5×高55.5cm 【ドーム内寸】幅34×奥35×高41cm 【入り口】幅20×高25.5cm 【入り口までの高さ】20cm |
---|---|
重量(約) | 10kg |
材質 | 【本体】ポリプロピレン、ABS、TPE |
メーカー推奨頭数 | 2匹まで |
アプリ管理 | ◎ |
砂の全排出モード | ◎ |
安全面 | ◎ 3つの安全機能が設置されている |
(2024/11/21 15:15:42時点 楽天市場調べ-詳細)
全自動猫トイレのまとめ
『全自動猫トイレ』のメリット、デメリットを解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
もっと詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでみてください!
しつこいですが、全自動猫トイレの一番のメリットは『猫に最適なトイレ』であることです。
「猫との暮らしをより豊かに」をコンセプトに作られた自動猫トイレの需要は、日本でもかなり増えてきています。
この機会にご家族と相談し、猫の為の会議を開いてみてください♪
この記事が、少しでも猫の為に役立っていてくれたらと願っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
素敵な猫との暮らしを。