自動猫トイレをせっかく購入したのに、トイレを使ってくれない時はかなりのショックです。
そこで今回は、自動猫トイレを入らない時の対処方法をご紹介します。
私も初めて自動猫トイレを設置した時は、トイレという認識はすぐにしたのですが、回転中に中に入ってしまうので困った経験があります。
私の体験を元に実際にどのように対処したのか、
また、職業柄私以外にも色々な人の意見も聞けているので、合わせて具体的な対処方法をご紹介します。
記事の内容は私の個人的な意見が多いですが、猫が気持ちよくトイレを使用できるようになれば嬉しいです☆
本記事の信頼性
猫がトイレを使ってくれない原因とは
猫の特性というか習慣というか、猫は環境が変わるとストレスを抱える生き物です。
新しい物が家に届くと必ず匂いを嗅ぎませんか?
その行動は、自分の縄張りに「何を持ってきとるんだ!」って確認を取っていると私は思っています。
マンションにしろ戸建てにしろ、自分が一度でも立ち入った場所は、マーキングにより匂いをつけているので、毎日巡回を行い、敵や変わったことはないかなどの確認を行います。
話が逸れましたが、自分の縄張りに得体の分からない物が届くと、確認するだけでも時間がかかります。
自分よりもかなり大きい物を使用するとなると、猫にも覚悟が必要です。
そして猫は音にも敏感です。
我が家の猫は名前を呼んでも返事をしません。完全無視です。
ただ、『おやつ』と『ごはん』という母音には過剰なくらい反応します。
小声でも走ってきます。
聞こえている証拠です。
最近の自動猫トイレは性能が優れているので、ドームの回転音など非常に静かになっていますが、機械音にもかなりの壁を作ります。
結論を言うと、猫が自動猫トイレを使ってくれない原因は
- 新しい物で環境の変化に追いついていない
- 音が怖くて近くに寄れない
- ドームの中など暗く、自分の入ったことのない場所なので落ち着かない
- そもそもトイレとして認識していない
- 新しい家だと思っている
こんな感じでしょうか。
それでは具体的な解決策を1番から順番に潰していこと思います。
自動猫トイレを使ってくれない時の対処方法
猫も人と同じで性格があり個性があると私は思っています。
これからご紹介する解決策は、我が家にとって良かったと感じていますが、
その猫に合った解決策を考えてあげることが一番の近道です。
私の意見と色々混ぜながら試してみてください。
環境の変化に追いついていない&音が怖い
自動猫トイレを買った人の中で、「そもそも本体に近寄ってくれない」という声を聞いたことがあります。
我が家の猫はすぐに中には入ったのですが、使用はしてくれませんでした。
近寄ってもくれない時は、環境の変化と音が原因であることが多いです。
- 大きい物で怖い
- 音が怖いなど
絶対にやってはいけないこは、
無理やり中に入れてみたり、猫を抱っこして本体近くまで寄せる行為です。
近寄らない場合は入るまで放置です。
前述した通り、猫がその物を受け入れるまでには個体差があります。
1日で慣れる子もいれば、1ヶ月経っても慣れない子もいます。
入るまで待とうという精神で放置していると、自動猫トイレは動かないので
猫的には「あいつずっと動かないから大丈夫ではないか?』と恐る恐る受け入れ体制の為に匂いを嗅ぎにいくと思います。
近寄りもしないのであれば、コンセントを抜いて放置が一番!
自分の入ったことのない場所なので落ち着かない
自動猫トイレは基本的に中に入ることを前提に作られている製品がほとんどです。
中は暗く狭くなっているので、臆病な猫にとっては中々入ってくれないこともあります。
無理やり入れるのだけは避けてください。
猫は嫌な経験をしたことをしっかりと覚えます。
自分の嫌いな場所や出来事は、次からも避けようとします。
中に入らない時も基本的には入るまで待つのが一番の方法なのですが、
待てど暮らせど入らない時は、設置場所を変えることも検討してみてください。
自動猫トイレは大きいので、一目のつかない所に設置される方も多いと思います。
ただ一目のつかない場所は照明も暗く、猫が不安を抱えているかもしれません。
数日経っても入る気配がない時は、猫が家の中で一番滞在している所に設置を変えてみてください。
この場所に「自動猫トイレを置きたくないなー」って思うかもしれませんが、
猫が入ってくれて、慣れ始めたと感じた時に設置場所を当初の場所にまた変更してください。
何日間の我慢です。
私のお勧めは、使用していた通常トイレの横に自動猫トイレを設置することです。
両方ともに同じ猫砂等を入れておき、自動猫トイレは回らないようにコンセントを抜いておきます。
猫は綺麗好きなので通常トイレに前回した便や尿の固まりが残っていると嫌がります。
その横にもう一つトイレがあると、綺麗な方で用を足そうとするので、中に入る可能性が少し高くなります。
あらゆる方法を模索して実施してみてください。
コンセントを抜いて、自動猫トイレを通常トイレとして使用する。
そもそもトイレとして認識していない
トイレとして認識していない時の対象方法は、
「普段から使用している尿の付いた物」を自動猫トイレに入れることです。
自動猫トイレは基本的には鉱物系の猫砂など固まる物をトイレとして使用します。
鉱物系の猫砂を使っていた場合
自動猫トイレが届いたら新しい猫砂を入れがちですが、通常トイレで使用していた砂や、もしくは使用済みの猫砂も混ぜてみてください。
おからも鉱物系同様に対応できます。
システムトイレや固まらないトイレを使用していた場合
鉱物系の猫砂を入れても入らない場合は、システムトイレのシーツなど尿のついた部分を小さく切り取り混ぜてみる。
大量に入れると故障する原因になるのでNG
猫は自分の尿の匂いには敏感です。
自動猫トイレのドーム内に自分の尿がついた物が中にあると、トイレであると認識する可能性が高くなります。
新しい家だと思っている
届いたばかりの自動猫トイレは、猫にはトイレだとすぐに認識はできません。
暗い場所を好む猫にとっては中に入ってくつろぎたい子もいます。
もし遊んでいた場合は、一通り遊ばせた後に、
「新しい猫砂」と「前回使用していた尿のついている物」を一緒にいれて、新しいトイレであることを教えてあげて下さい。
稀に通常のトイレでも寝てしまう猫もいてますが、その子にとっては自動猫トイレは不向きなのかもしれません。
安全性のある自動猫トイレであれば、巻き込まれる心配はないのですが、重量感知センサーなどが作動し、自動猫トイレ本来の良さを発揮できないような気がします。
すぐに処理はできなくても、ずっとトイレの中にいていることは無いと思うので、
時間が経っても自動で処理してほしい人には問題ありません。
我が家での実例
私が自動猫トイレを始めて家に設置した工程と結果をお伝えします。
まずは届いてからすぐにしたことは以下の順番です。
- 開封後すぐにコンセントを入れて設置
- 自動トイレの設定をする
- 新しい猫砂を入れる
- 見守る
続いて猫が取った行動です。
- 本体の匂いを嗅ぎまくる
- ドームが周りビクビク
- 回転が止まるとまた近寄る
- 恐る恐る中に入ってみる
- トイレと認識し用を足す
- ドームから出る
- ドームが回転する
- 興味があり顔を覗かせる
- 安全装置作動
- 止まる
その後、7〜10を永遠と繰り返していました。
何時間もです。
私の飼っている猫の性格だと思うのですが、恐らく自分の新しいトイレが回転することに驚き、何故回るのか確認をビビりながらしていたのだと思います。
気づく(飽きる)のに何時間もかかったのですが、その後は使用してくれるようになったので、比較的優秀だったのではないかと思います。
今となっては試す必要はないのですが、届いてすぐは猫が動揺して使ってくれなくなるリスクを考えると、コンセントは抜いておいたほうが良かったなと思います。
まとめ
自動猫トイレを使ってくれない時は高い買い物だけに焦ると思います。
しかし、使ってくれないからといって無理やり使わせるのだけは絶対にNGです。
- コンセントを抜いて通常トイレとして使用する
- 設置場所を変えてみる
- 使用していた匂いのついた物を入れてみる
- 以前に使用していたトイレの横に置く
他にも出来ることはあるかもしれませんが、猫の性格に合わせて色々と試してあげてください。
自動猫トイレを使用する最大のメリットは「常に綺麗な状態で猫がトイレを使用できる」ことです。
人間もトイレに入って流し忘れがあったらすごく不快ですよね。
せっかく購入した自動猫トイレなので、諦めずに使用できるまで頑張ってみてください!
最後になりますが、
猫砂で悩んでる方は、私が使用したことのある猫砂は自動猫トイレと相性が良いのでおすすめしています。
以下のページで紹介している猫砂が固まりも良く、匂いも軽減してくれる猫砂です。
また自動猫トイレで伝えたいことがあったら記事を書いていくようにします。
素敵な猫ライフを。