可愛い愛猫と暮らす中で、「私の言葉を理解している?」って思ったことはありませんか?
我が家の猫は、言葉の違いによって「鳴き声」や「行動」が変わることがあります。
実は「猫の知能レベルは神ってる」のではないかと思っています!(笑)
今回はそんな猫の知能レベルについて、分かりやすく解説し、最後に言葉を理解している猫動画をご紹介しようと思います。
猫の知能レベルってどれくらい!?
猫より犬のほうが賢いというのをよく耳にしますが、この賢いと言われている理由は人を基準にして考えられているのが一般的ではないでしょうか。
犬は「おすわり」「待て」「お手」など、人の言葉を理解し、芸ができるのに対して、一方の猫は、人の言葉を理解出来ないとされており、芸が苦手であるとされています。
単純に考えれば、これだけで犬のほうが賢いと思う人は多いはず。
確かに犬のほうが猫より賢い動物なのですが、実は動物の知能レベルを知る方法として、「脳化指数」を基に判断されていることもあります。
脳の重さと体重から算出される値であり、脳化指数は脳の質量、及び体重比が大きくなるほど高くなります。脳の割合が多ければ多いほど知能が高くなると言われています。「式・EQ=定数×脳の重量÷体重2/3」
難しい……。
結局、計算した後に脳の数値が高ければ知能レベルが高いということですね!
つまり、脳の大きさだけ考えると、猫は犬より知能が劣るということが分かるのです。
他の動物の脳化指数を表で見てみるとこんな感じです
1位 | ヒト 0.86 |
2位 | イルカ 0.64 |
3位 | チンパンジー 0.30 |
4位 | ゾウ 0.22 |
5位 | カラス 0.16 |
6位 | イヌ 0.14 |
7位 | スズメ 0.12 |
8位 | ネコ 0.12 |
9位 | ウマ 0.10 |
10位 | ウシ 0.06 |
参照元:wikipediaより
こう見ると、チンパンジーよりもイルカのほうが賢いのですね!
猫は犬どころか、スズメにも負けています…。
しかし脳化指数だけを見て判断するのはどうかなと、私は思っています。
確かに知らないだけでスズメは賢い所が多いのかもしれませんが、コミュニケーション能力などもプラスすれば、賢さは猫のほうが優るような気がしています。
これはあくまで私のこじつけになります。(笑)
なんか悔しいので。
脳化指数だけで賢さを判断すれば、猫は8位という結果でした!
猫は人間の言葉を理解出来るのか!?
飼い主さんであれば、猫に喋りかけて返事をして貰えたことはあると思います。
私の飼い猫も、『おはようココちゃん!』と挨拶すると必ず『ニャー』と返事をしてくれます。
また、私が怒って『駄目!』と叱ると悪さをやめたり、『おやつ食べる?』と質問すると全力で『ニャッーー!!』と返事をします。
そんな日常を過ごし、猫と会話をしているのですが、猫は人間の言葉を本当に理解しているのでしょうか。
実は猫は、人の言葉を理解しているというよりも人の感情読み取ったり、飼い主さんの声のトーンを聞き分け、反応をしていることのほうが多いようです。
それは猫の記憶力の良さと、耳の良さが関係しているのです。
猫の記憶力と耳の良さについて
猫の記憶力は「嬉しい事」など印象があるものについては、人よりも記憶力が良いとされ、その「嬉しい事」を覚えた猫は、『この声の響きだと、おやつが貰えるニャ!』と嬉しくなり、返事をしてくれるようになります。
因みに、猫の耳の良さは人の4倍で、30ヘルツ~10万ヘルツを聞き分ける事が可能となります。
『おはよう』の挨拶も、猫からすると『この声の響きは飼い主が今から動き出すニャ!』と認識し、飼い主に構って貰えると思い、返事をしてくれているのだと思います。
『駄目!』と叱って動きが止まるのも、飼い主の声のトーンがいつもより大きくなり、猫からすると『何だ??』と驚きから動きが止まるのではないかと推測しています。
行動パターンの記憶
その他にも、猫は飼い主の行動パターンも覚えています。
飼い主が家を出る時や、お風呂に入る時などの行動を見て、猫は反応をすることがあります。
実際に私がおやつの入っている引き出しをゴソゴソすると、必ず寄ってきて「ニャー」と鳴きます。しかし私が声を発していないので、半信半疑の「ニャー」と、少し鳴き声が小さいようにも感じますが、おやつの場所を覚えているのは明らかだと思います。
外出する時なども、私が服を着替え始めると、そわそわして玄関の前に座り始めることもあります。
インパクトのある記憶について
さらに猫は痛かった事、怖かった事など「嫌な記憶」に関しては記憶力が「嬉しさの記憶」よりも高いとされており、ずっと忘れない可能性があります。
その為、動物病院などが「嫌な記憶」が蓄積されれば、動物病院に連れていくのに今後苦労する事になります。
猫は人の言葉を理解することは出来ないけれど、「人の言葉の意味を記憶させる」という意味では可能だと思います。
実際に我が家の猫は新しい言葉として『ごろ〜ん』という言葉を覚えました。
おやつをあげる前の芸で、毎回私が『ごろ〜ん』と言った後にお腹を見せてくれます!
- 新しい言葉を覚えさせる=猫に何かしらの印象を与える
- 言葉の響き+行動で人の言葉を理解するようになる
これを繰り返し行えば、可愛い愛猫とのコミュニケーションがもっと増えるかもしれませんので、一度試してみて下さい!
猫の知能レベルは人間で例えると何歳くらい!?
一般的に、猫の知能レベルは人の2歳と同じレベルだと言われています。
2歳だと、少しずつ子供が言葉を覚えてしゃべり出す時期ですね。
しかし、猫の言語能力は人の子供よりも劣っており、また、2歳児は徐々に数字も覚えていきますが、猫は物の数を理解するのは難しいとされており、数学的知能に関しても2歳児の子供のほうが勝っているのですね。
一方で、猫は2歳児より身体・運動感覚知能が非常に優れています。
そういったことを総合的にみると、猫の知能は2歳児と同じくらいの知能レベルではないかと推測されています。
因みに犬は3歳から5歳程度の知能レベルとされています。
人と動物との知能レベルを例えていますが、これはあくまで推測になるそうです。
犬の研究は進んでいるのに対して、猫の知能レベルにおける研究はあまり進んでいないとのことです。
しかし実際に身近な犬と猫の行動を見ていたら、この推測は適切ではないかと私は思っています。
猫種によって知能レベルは変わるのか?
猫種により知能レベルが違う記事などを見たことがありますが、実際には猫種による知能レベルの研究などはされていません。
勝手に人が憶測で考えた結果を書いていることがほとんどです。
確かに猫種による知能レベルの違いを研究すれば、少しの違いは出てくるかもしれませんが、猫は育ってきた環境によって知能レベルが異なってくるのではないでしょうか。
前述したとおり、猫は「嬉しい事」や「嫌な事」を記憶し、学習する生き物です。
普段の日常で「嬉しい事」や「嫌な事」が起こりにくい環境であるとその分の学びは少なくなります。
一方で起こりやすい猫はその分、学びは多くなり、少ない猫よりも知能レベルが高くなることが分かります。
他にも一匹で飼われている猫と、他の動物や数匹で飼われている猫を比較しても、共存していくコミュニケーション能力は、数匹で飼われている猫のほうが長けているということが言えると思います。
普段から猫に嬉しいことのイメージを与えることで、猫は学習し、お手やお座りが出来るようになった事例も沢山上がっています。
猫種による知能レベルの違いはなく、環境や育て方により異なってくると認識したほうが良いでしょう。
知能レベルが高い猫の可愛い動画を紹介
猫の知能レベルはそれほど高くない事が分かりましたが、それでも猫には驚かされることが多くありますよね♪
実際に私が動画を見て驚いた、賢くて可愛い猫ちゃんもご紹介しようと思います。
シャッフルゲームを当てる賢い猫
少し迷って回答する猫ちゃんがとても可愛いですね(*´∀`*)
しかもしっかりと正解する賢い猫ちゃんです!
この動画を参考に、私の飼い猫でも挑戦しましたが、動くコップに反応して全て倒してしまい、ゲームにすらなりませんでした(;_;)
自力でドアを開ける猫
ドアノブを人みたいにちゃんと開ける猫♪
また少し開いた扉を手で「ちょんちょん」と引く姿にとても癒やされます(*´∀`*)
お座り、お手、おかわり、待てが出来る猫
本当に賢い猫ちゃんです!!
飼い主さんはどのように躾をしたのかが気になりました。
我が家の猫にもお手を教えようと思いましたが、手が触られること自体が気に食わないのか、全くお手をすることが出来ませんでした(-_-;)
トイレをして水を流す猫
信じられません。人用のトイレで用を済まし、その後にちゃんとレバーを引き水を流します!ちゃんと流れるまでレバーにチャレンジする猫ちゃんは本当に賢いと思います。
ベルを鳴らして餌を貰う猫
すごく可愛くて癒やされます(・∀・)/
ご飯の欲しさに必死になりベルを鳴らしています♪(笑)
猫の知能レベルまとめ
本当に猫の行動には驚かされることって多いですよね。
起きて欲しい時などは、頭をペシペシして起こされたり、私が落ち込んでいる時にそばに近寄ってきてくれたり。
言葉が通じなくても、心が通じるだけで知能レベルは順分と言えるのではないでしょうか。
前述した通り、猫の知能レベルについては脳化指数や、人が見てきたことを基準に決められたものでしかありません。
近年では、猫ブームもどんどん加速していき、人と猫との共存生活が増えてきています。
そんな昔と違う環境を猫は過ごしているわけで、もしかすると、人との共存生活をより快適にするために、猫が不得意な言葉の聞き分けも、出来るようになるかもしれません。
人もまた猫と長年一緒に暮らしていけれるように、病気のことを学習したり、安全に猫と暮らせる環境作りをしていってあげてほしいですね。
その為に、私も出来る限り色んな猫ちゃんの情報を発信出来るようにしていこうと思います。
我儘だけど、毎日救われているココちゃんの為に
writing by MIKA